一人旅を愛するコトーです。
先日、久米島を旅していたら、自らを「久米仙人」と名乗る怪しげな老人に遭遇しました。
結論から言うと、運よくこのご老人を見かけることができたら、絶対についていったほうがいいです。
久米仙人との出会いから別れまでをまとめたいと思います。
※久米仙人の写真はご本人に掲載の許可をいただいています
久米島の久米仙人との出会い
久米島旅行中、コトーは眠気と戦っていた。
眠いっ!めっちゃ眠い!
日頃の睡眠不足がたたり、久米島一人旅の最中睡魔に襲われました。
眠気に耐えかねて12時頃、具志川城跡の駐車場で仮眠をとることに。
(※レンタカーを借りています)
すやすや・・・風の音を聞きながら昼寝・・・気持ちいいzzz
~仮眠中~
目を覚ますと30分以上も寝ていました。
寝すぎた!!!急いで具志川城跡からの写真撮ってくっか!
具志川城跡への階段を駆け上がり、写真を撮って戻ってくると、先ほどまでは自分以外誰もいなかった駐車場に白い軽自動車が止まっています。
!?謎のおじいさんが車から出てきた!!手には・・・金色の杖!?!?
恐る恐る横をすり抜けようとするコトー。
くわばらくわばら・・・
と、へっぴり腰で通り過ぎようとする私に向かって、ご老体が唐突に杖をずいっと突き出してくるではありませんか!!
ヒィッ!?
ね、久米仙人って知ってる?
金色の杖をよく見ると「久米仙人」との刻印。
ヒィィィィィ!しゃべりかけられた!!!!
~以下久米仙人との会話~
いえ・・・知らないです(;´∀`)
あれ・・・知らないの?
なんだか残念そうだ
今のうちに通り過ぎよう
はい・・・すみません(;´∀`)
じゃ、「久米島 久米仙人」で検索!
え?
鍾乳洞のヤジャーガマ行った?ヤジャーガマは久米島で2番目にいいところ
いえ・・・行ってないです(´・_・`)(久米仙人?)
行ってないならギャルは僕が特別に案内してあげる
あ、もしかして鍾乳洞の方ですか?
え?あぁ・・・うん、それとは違うんだけど・・・
今日は周りたいところがあるので明日なら・・・
(秘儀!先延ばしで乗り切る戦法)
うん、大体午後1時から3時くらいまではヤジャーガマの鍾乳洞の駐車場にいるから
とりあえず一旦お別れします。
怪しすぎたので、すぐに次の撮影スポットミーフガーまで移動します。
なんだよあれっ!
でもなんだか気になったので調べて見ることに。
すると・・・
でるわでるわ。
「久米仙人」に出会った旅人のブログがわんさか!
なになに、体験談によると本当に鍾乳洞を案内していただけるみたいです。
ミーフガーの撮影を終えて、しばし考えます。
ヤージャガマは明かりも何もない鍾乳洞。
一人で中に入るのはあまりにも危険・・・。
とりあえず、鍾乳洞の駐車場まで行ってみよう。
アブナイご老人ではないことが分かって安心したので、行ってみることにしました。
具志川城跡とミーフガーのあたり、それからおばけ坂は僕のナンパスポット!
久米仙人とヤジャーガマ鍾乳洞探検!
ヤージャガマの駐車場へ行くと、そこには見覚えのある白い軽自動車が。
久米仙人も・・・いた!!!!
調べてくれた?さっき怪しいと思ったでしょ?
はい。疑ってしまってすみませんでした(笑)
午後は大体ヤージャガマ鍾乳洞の駐車場にいるよ
ということで、久米仙人にヤージャガマ鍾乳洞をご案内いただけることになりました。
ヤージャガマ鍾乳洞の内部へ
詳しく書くと、これから久米仙人にヤージャガマ鍾乳洞をガイドしていただく方のワクワク感がなくなってしまいます。
ですので、細かいことは割愛しますが、大体のところを。
ヤージャガマ鍾乳洞の中では久米仙人が丁寧に内部を案内してくれます。
当然明かりはなく、真っ暗ですが久米仙人が強力な懐中電灯を貸してくれます。
一番感動したのは、天井の金銀のきらめきを久米仙人が唱える久米島の呪文で倍増させてくれたこと!!(本気です)
誰にも言っちゃだめって言われたから言えないのです(´・_・`)
ふざけて、誰にも言わないけどお母さんには言うかも、って言ったら笑ってました(笑)
鍾乳洞の内部では偉人や動物、久米仙人の友達とも会うことができます。
久米仙人の友達、すごい強面です
奥の奥まで案内いただいて、鍾乳洞をよじ登ったり狭いところをくぐり抜けたりする箇所もありました。
所要時間は2時間ほどでした。
久米島で一番のスポットははての浜。なんでかって?水着のギャルがいっぱいいるから。鍾乳洞には水着のギャルはいない・・・
ヤジャーガマ鍾乳洞に入る際の注意点
服装はジーンズ推奨
私はギャルではありません。
ギャルって言ったらさあ・・・ショーパンで小麦色でつけまバサバサでパツ金のイメージじゃん?
自分、黒髪だし清楚めワンピですがな。
この日はワンピースを着ていました。
鍾乳洞は歩くだけかと思いきや・・・
鍾乳石をよじ登る!
※人によって、どこまで行くかを変えているようです。
第二ガマという奥のほうまで連れて行ってもらう場合は、よじ登りポイントがあります。
スカートは非推奨です。
通常一人旅ではジーンズを履いているのですが、この日に限ってワンピース。
よじ登って最後まで楽しんで帰ってきたものの、ジーンズのほうが絶対に良いです。
持ち物は少なめが良い
もしかしたらアクティブな鍾乳洞探検になるかもしれません。
※人によるみたいです
持ち物は少なめがベストです。
私はGoProだけ持って行きました。
しかし、鍾乳洞探検を終えて出てくるころにはドロドロでした!
たまたまハウジングに入れていたのでセーフ
一眼レフやバッグなどはすべて置いていったほうが良いです。
ぎりぎりの発言もある・・・かも?
久米仙人はセクハラはしません。(断言)
サシで鍾乳洞探検をしてきた私が何事もなく帰ってきたので、それは間違いありません。
ただ、鍾乳洞探検中、たまにネタを挟んでくることがあります。
例)
- あなた、彼氏は?
- 浮気したことある?
- この鍾乳洞、○○(きわどい)にそっくり・・・
この程度がだめならついていかない方が吉、お互いのためです。
久米仙人はヤージャガマ鍾乳洞を旅人の思い出に残したい、という思いでガイドをされています。
悪意は全くない・・・と私は感じました。
個人的には全く気にする内容ではないです。
ただ、個人によって感じる度合いが違いますので、念のため。
久米仙人へのお礼
久米仙人は何もおっしゃっていませんでしたが、ガイド料として1000円お渡ししました。
2000円出したのですが、いただけるなら1000円でいいとのこと。
その後、こんな紙を見せてもらいました。
お金がなくて困窮している方は出世払いでいいなんて優しい。。。
あんだけ丁寧にガイドしてくださったら、お金を払っても全く惜しくありませんでしたよ。
それどころか、大満足だったのでお支払いしたい!という気持ちに・・・。
危ないところでは「ここは危ない」と言ってくださるので、危険も感じませんでした。
ていうか、字上手すぎ!!
オプショナルツアー
鍾乳洞を案内していただいた後、駐車場で雑談していると、ひょんなことから「シークワーサー狩り」に連れて行っていただけることになりました。
なんでも、久米仙人のご自宅はシークワーサーが鈴なりなんだとか・・・。
都会育ちの私は、シークワーサーが木になっている姿すら(多分)見たことがありません。
帰る日を聞かれ、「明後日の午後便で帰ります」と伝えたところ、
13時くらいに空港にいてくれたら連れていける
でも、もしかしたら行けなくなる可能性もあるけど、それでもいい?
ありがとうございます!
よろしくお願いします
予約とか約束は苦手。お互い急な予定が入るかもしれないでしょ?
結果、無事空港で落ち合うことができ、ミカン狩りならぬシークワーサー狩りに連れて行っていただきました!
確かにシークワーサーが鈴なりです。
数えきれないくらいの量のシークワーサーとカーブチー、ミックワ、を頂いてしまいました。
カーブチー>シークワーサー>ミックワ
この順に美味しいです。
カーブチーのおいしさには驚きました。
恐縮すぎて代金を支払おうとしたところ、ギャルからもらったらヒヨドリからももらわんくちゃいけんくなる、と言われてご厚意に甘えてしまいました。
久米仙人ありがとう!!!!
家で美味しくいただきますっ!
カーブチーが覚えられなくて私が苦戦していると・・・。
困った人だ。それは「車がブチ切れる」と覚えるといい
まとめ
久米島の久米仙人に遭遇したら、ぜひついていってみてください。
明かりも全くない、ヤージャガマ鍾乳洞の冒険に連れて行ってくれますから!!!!
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