ペンタックスユーザーコトーです。
ちょっとマイナーともいわれるペンタックスですが、私は毎回旅のお供に持って行っています。
今日はペンタックスが誇る優秀マクロレンズ「smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WR」について書きたいと思います。
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRの外観と付属品
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRは焦点距離100mm、最短撮影距離0.303mのマクロレンズです。値段は50,000円強とそれなりなお値段です。
とてもコンパクトで持ち出しやすいのが特徴です。重さは340gです。
フィルター径は49mm。
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRにはレンズキャップ、レンズフード、保証書が付属しています。
私は念には念を入れて、プロテクトフィルターも装着しています。smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WR 自体にレンズ前面に汚れが付きにくいSP(special protect)コーティングがしてあるので、本当はプロテクターはなくても良いのですが、

もし、転んでぶつけたらどうしよう
という不安があったので購入しました。
レンズフードは長さがあります。
近接撮影をするとレンズは最大6cm伸びますが、レンズフードの長さがあるので被写体にぶつかることはありません。
ただ、このレンズフードを装着した状態では、レンズキャップを取り外すことが難しいです。
外せなくはありません。外しにくいのです。
指を突っ込まないとレンズキャップが取れないので、外すのに手間取ります。
通常私は、レンズフードを外す→レンズキャップを外す→レンズフードをつける→撮影としています。

レンズフードが長いと、被写体にぶつからないメリットも大きいんだけどね
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRの作例
マクロレンズの醍醐味は、被写体を際立たせるこの表現力です。PENTAX KP+smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRで撮影しています。
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRは開放からF5.6まで、美しいボケ味が得られる円形絞りを採用しています。

だからこんなにぼけるんだ
また、smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRは簡易防滴(WR)がついています。アウトドアで使うことも多いマクロレンズには嬉しい機能です。雨天時の花の撮影や、波しぶきがかかるような場所での撮影も厭いません。
ペンタックスの純正マクロレンズ比較
ペンタックスの純正マクロレンズは3種類あります。
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited、smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8、そしてこの記事のsmc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRです。
焦点距離は、それぞれの商品名の赤字部分ですが、ペンタックスがマクロレンズとして出している中でsmc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WRは最も焦点距離が長いです。

一言でいえば、焦点距離が長くなるほど背景がボケやすくなるよ
ただ、マクロレンズはピント合わせが難しいのも事実です。
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRはAF機能を使用するとモーター音が「ウィウィウィーーーン」とします。一般的にもマクロレンズを使う際にはMF(手動のピント合わせ)をすることが多いので私は気になりませんが、ペンタックスのカメラを購入して最初に手に入れる1本としては、持て余してしまうかもしれません。
でも、表現力の広がりは半端ありません。
慣れてきた方や、2本目以降のレンズとして購入を考えている方には、間違いなくおすすめできるレンズです。
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRは持ち運びにも便利なバランスの良いレンズ
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRの重さは340gです。私が使用しているPENTAX KPは703gですので、このマクロレンズをつけると1043gになります。

重みはあまり気になりません。
ペンタックスの純正レンズで、100mm以上の焦点距離の望遠レンズは以下の2種類です。
◆smc PENTAX-DA★200mmF2.8ED[IF] SDM
このレンズの重さは825gとsmc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRの2倍以上あります。
◆smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM
そして、さらにその上をいく300mmの超望遠レンズは、1070gです。
レンズ名に★がついているものがスターレンズ。普通のレンズと表現力もお値段も一線を画す。
レンズだけでPENTAX KP+smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRの重さを超えてしまいます

いつか300mmの超望遠スターレンズで星を撮ってみたい(野望)
比較すると、焦点距離100mmで340gであれば軽量の部類に入るとお分かりいただけるかと思います。
マクロレンズだけで旅行に行ったり出かけたりすることはおそらくないと思いますので、手持ちの使いやすい標準レンズ、広角レンズなどと一緒に持ち運ぶのにも軽量で便利な一本です。
smc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRは中望遠レンズとしても優秀!
このレンズは焦点距離100mmなので、中望遠レンズとしても使えます。

元々マクロレンズとして設計されたものと、元々中望遠レンズとして設計されたレンズの違いって?

元々マクロレンズ:近接撮影時に最も画質が良くなる
元々望遠レンズ:遠方撮影時に最も画質が良くなる
ということだよ
中望遠レンズは近くに寄れないものをとりたいときに活躍します。
例えばこちらは礼文島の「レブンアツモリソウ群生地」でsmc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRを使って撮影した写真です。
この場所は、絶滅危惧種のレブンアツモリソウを保護するため、花の近くに寄れないようになっています。
本来はマクロレンズなので中望遠レンズとしての使用はサブですが、それでも美しく撮影できます。
まとめ
美しいボケが持ち味のsmc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRについて書きました。
このレンズの特徴をまとめると以下の通りです。
- 50,000円強とやや高めだが、表現力は抜群
- 簡易防滴(WR)、SPコーティングが施されている
- 340gと軽量で持ち出しやすい
カメラに慣れてきた方、二本目以降のレンズを探している方には迷わずおすすめできるレンズです。
コメント