タウシュベツ川橋梁は糠平ダムの水位の変化により、水没したり出現したりする幻の橋。
コンクリートがここまで劣化しているのは珍しいらしく、コンクリートの専門家も訪れるほどの貴重な姿だそうです。(現地談)
2018年5月のタウシュベツ川橋梁ツアーに参加
士幌線は昭和62年に全線廃線となった全長80キロメートルの国鉄です。十勝の北部、大雪山の原生林を切りだした鉄道です。大きな川である音更川に沿って鉄道が引かれたため、たくさんの橋を造る必要がありました。そのでは現地の砂利を使って作るコンクリートが橋の建設に使われました。アーチ構造は古くから知られる強い構造であるため、士幌線では多くのアーチ橋が作られました。 廃線となった旧国鉄士幌線では実にアーチ橋(通称:めがね橋)が44橋も作られました。そのうち、糠平周辺の山岳部には大きなアーチ橋が14橋残されています。その中でも人気の高いタウシュベツ橋は、糠平湖の水位によって見え隠れする幻の橋なのです。
タウシュベツ川橋梁は国道273号沿いにあるタウシュベツ川橋梁展望台からその姿を眺めることができるのですが、このように近くまで行くためには基本的にはNPOひがし大雪自然ガイドセンターの主催するツアーに参加しなくてはなりません。
中でも橋が湖面に移っている姿を撮影するには早朝ツアー(5:20集合)に参加するのがいいとHPに記載があり、2018年5月14日の早朝ツアーに参加してきました。
自分が参加した日もラッキーで、湖面にタウシュベツ川橋梁が映っている様子は絶景でした。
ちなみに、早朝タウシュベツ橋梁ツアーの集合はぬかびら源泉郷内にある糠平温泉文化ホールに5時20分なので、この早朝ツアーに参加したい方は必然とぬかびら源泉郷に宿泊することになるかと思います。
行き帰りは集合場所(糠平温泉文化ホール)からNPOひがし大雪自然ガイドセンターの車で移動します。
現地では40分ほど、自由に散策したり写真撮影をしたりする時間がありました。
いつまでこの姿が見られるか、もしかしたらあと数年程度しか見られないかもしれないと、ガイドセンターの方もおっしゃっていたので興味のある方はぜひ早めに行かれることをおすすめします。
タウシュベツ川橋梁所在地
★〒080-1403 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷
★URL(ツアー申込先)
NPOひがし大雪自然ガイドセンター
なお、道東のおすすめ観光スポットはこちらの記事で書いています。
よいひとり旅ライフをお過ごしください!
コメント