PENTAXユーザーのコトーです。
一眼レフを持つと旅が楽しくなる!というのが持論です。
今回は、愛用カメラのPENTAX KPについて書きたいと思います。
PENTAX KPの外観と付属品
PENTAX KPは2017年4月にリコーから発売された一眼レフカメラです。
うたい文句は「その一瞬が、奇蹟になる」。
重さはボディのみで703g。
1,000gを超えることも珍しくはない一眼レフとしては軽い部類に入ります。
サイズは幅約131.5mm×高さ101.0mm×厚み76.0mmと小型です。
私が持っているのはブラックです。
外装はマグネシウム合金製。(上部のみプラスチック)骨格には剛性・耐蝕性・耐久性の高いメタルシャシーという素材が使われています。
岩場で転んで岩にカメラをぶつけたこともありますが、頑丈でした
小型で軽量、そしてKPボディ自体が防塵・防滴構造なので、旅先など、アクティブに使用するのも厭いません。
私が大好きな寒冷地でも-10度まで動作が保証されています!
せっかく一眼レフを買うんだからトータルで見た目もよくしたい、とカメラストラップも純正のレザーにしました(笑)
自分が購入した時は¥6,000近くしたのですが、かなりお安くなっています(;´∀`)
使い込むほどに色味が深くなるレザーが気に入っています。
PENTAX KPの価格と特徴。KPは超高感度カメラ!
このカメラの一番の特徴は高感度・高画質。
なんと、ISO感度設定の上限は最高でISO 819200です。
一般的なデジタルカメラは、最高ISO6400程度だよ
通常、一眼レフに搭載されている影像素子サイズの種類はフルサイズ、APS-Cサイズ(フルサイズの40%)の2種類で、PENTAX KPはAPS-Cサイズになります。
フルサイズを搭載したカメラは最も高画質ですが、値段が高いこと、カメラ自体も大きく重いことが多くプロ向けです。
PENTAX KPはAPS-Cサイズ。お値段は¥100,000弱です。
ペンタックスでフルサイズを搭載している一眼レフにはPENTAX K-1、最新機種のPENTAX K-1 Mark IIがあります。が、APS-CサイズのPENTAX KPと比較すると8~12万円ほど高いです。重さもPENTAX K-1、K-1 Mark IIは1010gですが、KPは703gと軽量です。
また、APS-CサイズにはPENTAX K-70もあります。こちらは、60,000円弱と手が出しやすい金額です。一方で性能面ではKPが大きくリードしています。特筆すべきは感度です。
最高感度がK-70は102400に対して、KPは819200。ここまでの感度を生かす写真は私にはとれていませんが(さすがにざらざらですし…)、一般的に高感度のカメラは「高画質」「夜景に強い」「きれいにボケる」と言われています。
また、AFのスピードもKPが圧倒的に早い!
予算が許せば、KPがおすすめです。
つまり、KPはフルサイズK-1とAPS-CのK-70とのいいとこどりってことだね
PENTAX KPの作例
PENTAX KPで撮影した写真を紹介します。
写真の右下に使用レンズについて記載しています。
写真はクリックで大きくなります
まだまだ使いこなせておらず勉強中ですが、撮っていて楽しいカメラです。
離島旅行やドライブの際にも必ずカメラは持って行っています!
PENTAX KPで星や天の川、オーロラを撮影する
PENTAX KPに明るい広角レンズを使用すると、星や天の川も撮影することができます。
これは摩周湖でPENTAX KP+アストロトレーサーを使用して撮影した天の川です
使用レンズはsmc PENTAX-DA 14mmF2.8EDです。PENTAXの明るい超広角レンズです。
私がペンタックスを使う主たる理由が「アストロトレーサー」。普通、星を流さないように点で取るためには「赤道儀」の使用が必要です。ただ、この赤道儀が高いし慣れるまで使い方が難しい(らしい)。
ところが、このアストロトレーサーを使うと、電源を入れて1度設定するだけで勝手に天体を追尾してくれます。
しかも、位置情報も取得してくれる優れもの。
アストロトレーサーと星の撮影については、別記事で詳しく紹介します。
デメリットは、オーロラなど流して撮りたいものも、アストロトレーサーをオンにしたまま撮影してしまうと…ただの光になってしまいます。
以下の写真はもう少しカーテン状に撮りたかったです。。
勉強不足でした
この2枚については設定もあまりよくなかったのですが、オーロラを撮りたいときはアストロトレーサーはオフ!ですよ。
PENTAX KPの隠れ機能。アウトドアモニター赤色画面表示
また、KPの地味に便利な機能として、「アウトドアモニター」の赤色画面表示があります。
あまり使う人はいないかもしれませんが、星の撮影時これが大活躍します。
暗いところに目が慣れてくると星がよく見える、と言いますよね。
実は、赤い光は瞳孔が開かないので、暗いところで赤い光の画面を見ても星は見えにくくなりません。
せっかく目が慣れてきて、暗い星も見つけられるようになったのにカメラの明かりが刺激になってしまうと残念です。
また、星の撮影スポットがいつも一人とは限りません。
他にも星を撮っている方がいるかもしれず、光が入ってしまうと思ったように撮れない可能性も…。
星を撮りたい人は、KPの赤色画面表示が便利です。
星の撮影で使っているアイテムは以下の記事で詳しく紹介しています。
PENTAX KPのおすすめレンズ
私がおすすめする3本セットは以下の標準レンズ、超広角レンズ、マクロレンズ。
最初の1本におすすめなのは、断然smc PENTAX-DA 35mmF2.4ALです。
コスパよし、使い勝手よし!
PENTAXのおすすめレンズの詳細はこちらで書いています。
でも実は私はズームレンズを持っていません。
理由は、「風景・物」の撮影が多いからです。
被写体が動かないので、自分が動いて良い構図、バランスを決めればOKなのです
ただ、お子さんなど、動く被写体の撮影を考えている方はズームレンズも1本持っていたほうがいいです。
単焦点レンズは焦点距離が決まっているので、大きく取りたければ自分が近寄る必要があります。
例えばお子さんのお遊戯会で、もっとわが子を大きく撮りたい。。と思っても、単焦点レンズでは話になりません。また、望遠レンズを持っていたとしても、いちいち付け替える必要があり、シャッターチャンスを逃してしまうおそれもあります。
人や動物を撮りたいときは、ズームレンズもあったほうがいいね。
PENTAX KPのバッテリーの持ちは「良くはない」
バッテリーの持ちはまずまず、持ちが良いか悪いかといえば「良くはない」といったところです。バッテリーが小さいので、1日フルで使ったら、夜充電しなければ翌日持ちません。
例えば旅先で朝から夕方まで風景を撮りまくると、電池残量は半分ほどです。ただし、電池残量半分の状態で星を撮ろうとすると、早々に電池がなくなり悲しい思いをすることになります。
離島で天の川を撮っていた時、電池が早々に切れて宿まで車をすっ飛ばして帰ることになったことがありました(T_T)
ただ、逆を返せば昼間撮影して夜充電できる環境であれば、以下の対策は必要ないと思います。
PENTAX KPにバッテリーグリップを装着するか、予備のバッテリーを持ち歩くか
バッテリー対策には2つあります。
1つはバッテリーグリップを装着すること。
バッテリーグリップとはカメラの下につけるバッテリー台のようなものです。電源はカメラと同じリチウムイオン充電池D-LI109または、大容量リチウムイオン充電池D-LI90Pも使用可能です。
なかなか便利そうですが、私は使っていません。重量を重くしたくなかったためです。
ボディ、レンズにプラスして、バッテリーグリップ本体+バッテリー1個の重量が加わるので、軽いKPが重くなってしまい、持ち出さなくなってしまいそう…という判断です。
重量があまり気にならない方は、格段に撮影可能枚数が大幅にアップするのでおすすめです。
もう1つは、予備のバッテリーを購入することです。
私は予備バッテリーを購入することで対策しました。
予備のバッテリーにかまけて充電を忘れると全く意味を成しませんが、使わないときはバッグにしまっておけばよく、カメラが重くなることもありません。
そして、何より安い!
バッテリーグリップが24,000円弱に対して予備バッテリーは4,000円以下で済むので、経済的です。
PENTAX KPのダメな点はやはりバッテリーの持ち
先ほど書いた通りバッテリーの持ちが良くないことはKPの短所です。
「持ちがいいか悪いか」で答えれば、良くはないです。
小型で軽量を実現した一眼レフであるが故、バッテリーサイズが小さいことが原因と考えられます。
ただ、そのほかの高感度性能や手振れ防止機能、画質、AF機能などは言うことはありません。
いずれ、フルサイズの一眼レフも欲しいような気もしますが、しばらくはPENTAX KPで色々なものを撮影してみたいと思います。
2019年7月 旅行中にカメラを落として壊してしまった
3年ほど使って初めてやってしまいました・・・。
海外旅行中、PENTAX KP自分の不注意で落とてしまったのです(´・_・`)
フィルターを2枚つけていたのですが、フィルターは2枚とも破損。
そして、本体もなんだかピントが甘いような…?
ということで、PENTAXの修理サービスを利用してみました。
PENTAXの修理サービスで「ピックアップリペアサービス」というものがあります。
修理の依頼方法は簡単です。
- インターネットor電話で修理(修理見積)の依頼
- 修理表に状況を記載
- ヤマトにカメラを渡す(※梱包資材は持ってきてくれます!)
- RICOHからの連絡を待つ
- 返送
※往復送料は1,700円(税別)
私の場合は、本体についてはオートフォーカス後ピンのため調整が必要(やはり…)、また、レンズについては前枠ガタのため修理が必要、との結果で、修理料金は27,000円でした。
幸いなことに自分の不注意だったとしても、加入していた携行品損害保険でお金を出してくれるとのこと。
保険に入っていて本当によかったです。
ご自身の入られている保険や、クレジットカードに携行品損害保険が付いていないか、よく確認してみると良いかと思います!
PENTAXは修理の方法も手軽で安心でした。
一番お得に買う方法は?
PENTAX KPは、ヨドバシやヤマダ電機などの家電量販店やAmazon、楽天などのネット通販などで購入することができます。
2019年7月末現在、最もお得に購入できるのはYahoo!ショッピングです。
お値段は¥82,800。
値段自体はAmazon、楽天などとほとんど変わりません。
ただ、Yahoo!ショッピングはソフトバンクユーザー(もしくはプレミアム会員)であればポイントが10倍=10%つきます。
10%オフ!?
そうです!!
ソフトバンクじゃないから駄目だ・・・と思った皆さん、大丈夫です。
月額462円(税別)でヤフープレミアム会員になれば、ポイントが10%つくようになります。
解約もすぐできるので、使わないと思ったら解約してしまえばOK。
貯まった10%分=8000円でカメラのレンズやアクセサリーを買ってもいいですね。
私は普段、Yahoo!ショッピングとAmazonを利用しています。
Amazonプライム会員なので、どうしても早くほしいもの、Yahoo!では送料がかかってしまうものはAmazon、多少待っても安く買いたいときはYahoo!ショッピング、と使い分けていますよ~◎
まとめ。PENTAX KPはアクティブに使いたい人におすすめ
PENTAX KPについて書きました。
記事の概要は以下です。
- 小さくて軽いので旅先や外出にも持ち出しやすい
- 高機能・高画質
- ボディには剛性の高い素材が使われている
- 防塵・防滴構造、耐寒性能あり
- 高感度でも画質が落ちにくいので、夜景や星の撮影も問題なし
- 赤道儀いらずのアストロトレーサーが使える
- バッテリーの持ちは良くはないため、気になる人は別途対策する必要あり
本当に軽いのでお出かけや旅先に持ち出すのが億劫になりませんよ!
カメラ選びで悩んでいる方はぜひ候補の一つにしてみてくださいね。
★ボディ
★レンズ
★バッテリー
★アクセサリ
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